オリジナルBL〜ヘタレ主人公と神職とネコミミ少年<けもみみ>

愛なき花の見る夢は


彼は愛の世話係#15「極上の笑顔。」

*BL小説です。


「ただいま!」
 夕方早い時間に、約束通り津崎が帰ってきた。
声を聞くと一瞬びくっと緊張する。



 

#15

「ただいま!」
 夕方早い時間に、約束通り津崎が帰ってきた。
声を聞くと一瞬びくっと緊張する。

  (大丈夫だよね、勝手に先輩のベッドの上で妄想してたなんて事、バレないよね……)

 いけない事とは判りつつも、ついついやってしまった自慰行為。
バレないようにきちんとベッドは整えてきたはずだが、ちょっと不安になってしまう。
 気が付かれてしまったら、一巻の終わりなのだ。


「あ、ぱぱだーーー!!」
「興太君、そんなに走ったら危ないよー」
 興太が嬉しそうに走り出す。
その後を追うようにして相川が出迎えに行く。
「おお、ただいま興太! いい子にしてたか? お兄ちゃんの言うことちゃんと聞いていたか?」
「うんっ!」
 抱き上げられた興太は無邪気に笑って答える。
その頭をくしゃくしゃ、と津崎が撫でてやった。
 本当にいい親子だな、と相川は心が温まる思いで見るが、津崎とはあまり目を合わせたくなかった。
妄想の中の津崎と重なってしまうからだ。

「大丈夫だったかな、興太は」
「あ……ええ、お利口さんでしたよ。いっぱい遊んで、ちゃんとお昼も食べてくれました。言うこと聞いてお昼寝もばっちりでしたから」
「そっか、それなら良かった。ありがとう、相川」
「え、いいえ……そんな……」
 仕事ですから、と言おうとして津崎から向けられる視線が恥ずかしくて、そっと目を逸らした。

  (そんな極上の笑顔を振りまかれて、動揺しないなんて無理だよ……)

「さーて、じゃあ今夜は何を食べようか。お兄ちゃんも居るから、ピザでも頼んじゃおうか?」
「ぴざーー!! ぴざがいいっ!」
「相川も食べていくだろ?」
「えっ、いや……お邪魔ですから、俺はこれで」
「この後に用事が入っているなら無理に引き留めないが、良かったら一緒に食べないか」
 誘うような良い声で言われて、相川にはとても拒めなかった。
「じゃあ……ご一緒させて下さい」


〜つづく〜

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テーマ : 自作BL小説    ジャンル : 小説・文学
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滝川勝之

Author:滝川勝之
BLでR18な小説も扱っているので苦手な方や知らない方、年齢に達していない方は撤退を!

切なく、甘く、淫猥で…兄弟、ケモミミ、職業ものなどを扱っています。

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