オリジナルBL〜ヘタレ主人公と神職とネコミミ少年<けもみみ>

愛なき花の見る夢は


彼は愛の世話係#13「先輩のベッド」

*BL小説です。


「お……おじゃましまーす……」
 そう言いながら恐る恐る入っていったのは津崎の部屋。
掃除機をかけなきゃ、と思って入ったのだが、何だか妙に緊張する。




 

#13

 興太は気持ちよさそうにすうすう寝息を立てて眠っている。
こんな無邪気な子なのに、母親が出て行った理由は分からなくても、居なくなってしまった寂しさは彼なりに感じているのだろう。

  (俺が代わりにずっと居てあげたいな……)

 可愛らしい顔を見ながら、そんな事を思う相川。
津崎先輩とずっと居たいという気持ちも、もちろんあった。


「さて、と」
 興太がお昼寝している間はやることも無いので、家の掃除をし始めた。
家政婦ではないのだからやる必要性はなかったのだが、少しでも先輩の助けになればと思って一生懸命働いた。
 津崎先輩に気に入ってもらって、なるべく長い間ここで使って欲しいという下心のような思いもあった。
「お……おじゃましまーす……」
 そう言いながら恐る恐る入っていったのは津崎の部屋。
掃除機をかけなきゃ、と思って入ったのだが、何だか妙に緊張する。

  (掃除するだけなんだから、こんなに緊張してたら却って変じゃないか!)

 自分を窘め、掃除機をかけ始める。
 男一人でやっている割りには、とても部屋が綺麗だなと感心してしまった。
やはり「出来る男」は整理整頓もきちんと出来る人なんだろうなぁとぼんやり思う。
「……これが、先輩のベッド」
 掃除機をかけ終えて、何気なく津崎のベッドに触れる。
枕を整え、掛け布団を直しながら思わずその上に腰を下ろした。
「先輩……」
 シーツの上を撫でる。
あのすらりとして格好いい津崎先輩が、この上に横たわっているのだと思えば、ついつい温もりさえ感じずには居られなかった。

  (ここに、あの先輩が寝てるんだ……)

 ふつふつと湧き上がってきた妄想が、相川の頭の中を占領し始めた。


〜つづく〜

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滝川勝之

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